ウクライナ丸ごと紹介
八尾・小野さん

「子どもにも理解出来るようまとめました」と話す小野元裕さん=八尾市八尾木北3丁目の自宅で
日本ウクライナ文化交流協会長の小野元裕さん(36)=八尾市八尾木北3丁目=が、ウクライナでの滞在記「ウクライナ丸かじり」を出版した。精神性や文化など日本と共通する点に魅せられ、会社を退職。昨年1年間かけ、すべての州を訪れた。「異文化を知ることで自国の文化も考える。日本人が現地や魅力を知るきっかけになれば」と小野さんは話している。
ウクライナは、書道などを日常生活に採り入れる日本の精神性に関心が高く、自らの命をかけて民衆を守る騎兵「コサック」が武士道とも重なるなど、日本と共通する点も少なくない。日本の電化製品や自動車などが多く見られ、首都キエフだけで「すしバー」が50軒以上、天ぷらや梅酒も好まれ、かんざしをさす女性を見かけることもあるという。
また、日本でも人気のある料理のボルシチやロールキャベツは同国が発祥とされる。現地では、日本語や日本食など日本への関心が高いが、日本人にとって、サッカー以外では、比較的なじみの薄い国の一つだ。同書では、「ウクライナを知ってほしい」と、各州で見聞きした文化や風俗、人々の暮らしぶりなどを5章、63ページで紹介している。
小野さんは、大学でロシア文学を専攻してウクライナに興味を持ち、卒業後も出版社の編集者の傍ら同国などの文化活動に携わってきた。しかし現地を直接肌で感じ、日本との文化交流を深めたいという思いが抑えきれず、13年間務めた会社を退職。昨年1月からキエフのアパートを拠点に、落語家の桂あやめさんらを招いた上方落語会やお茶会、現代美術展を開いたり、日本の書籍を紹介したりしてきた。念願の日本語講師もして、「大阪弁」を教えたという。
「ウクライナ丸かじり」は、ドニエプル出版刊。A5判、525円(税込み)。
2006年07月13日
http://mytown.asahi.com/osaka/
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「ウクライナ丸かじり」 交流の架け橋となった邦人たち
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キエフはウクライナの首都である。旧ソ連でもモスクワ、レニングラード(現サンクトペテルブルク)に次ぐ第3の都市であり、古い歴史を持っている。そんなキエフと日本の文化交流をやろうと乗り込んだ人がいる。日本ウクライナ文化交流協会会長の小野元裕さん(36)だ。昨年1月末、現地に着いてすぐ、後輩の志村伊織さんが面白い人を紹介してくれた。
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