あ |
汚染地域 |
(おせんちいき
英: Contamination Area)
有害な物質、例えば放射性物質や感染性を持つ細菌やウイルスなどが存在する場所。 |
汚染密度 |
表面汚染密度の略。(ひょうめんおせんみつど 英:
Surface Concentration
of Contamination) 単位面積当たりの放射能のこと。単位はBq/cm2である。表面汚染の測定法としては、直接法(サーベイ法)と間接法(スミア法)とがある。 |
ウクライナ |
もっとも大きな汚染を受けた3カ国(ベラルーシ、ウクライナ、ロシア)の一つ。 |
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か |
管制室 |
(かんせいしつ 英: Control
Room) 原子炉などを管理する装置がある室。 |
キエフ、キエフ市 |
(ウクライナ語:Київ(Kiijv、Kyiv);ロシア語:Киев(Kiev,
Kiyev))は、ウクライナの首都で、人口260万人を抱える同国最大の都市である。北緯50度27分、東経30度30分。チェルノブイリ市から約100キロで、車で行けば2時間ぐらいである。詳細 >> |
キュリー |
(記号:Ci)
放射能の古い単位である。SI単位では、放射能の単位にはベクレル(Bq)を用いる。 |
原子力発電所 |
(げんしりょくはつでんじょ)核分裂反応の際、発生するエネルギーを利用して発電する発電所。 |
原子炉 |
(げんしろ)核反応を持続的に発生させるシステムである。主に核反応によるエネルギー(例・原子力発電)生産、核変換による物質(例・プルトニウム)生産などの目的で使用されるが、中性子源として用いられる炉も存在する。事故を起こした、チェルノブイリ原子力発電所の原子炉型式は、黒鉛減速沸騰軽水圧力管型原子炉、RBMK-1000型(ソビエト型)という型式の原子炉である。
詳細 >> |
ゴーストタウン |
(英:
Ghost town) かつて人間が居住し、都市や集落が形成されたが、集落周辺にある産業の衰退による過疎化や災害・事故などによる退去により、無人となった場所。プリピャチ市を参考 |
甲状腺ガン |
(こうじょうせんがん)体の新陳代謝を盛んにするホルモンを作る臓器である、くびの前方、のどぼとけのすぐ下に位置する甲状腺のがん。1000人に1人ほどの割合で発生し、女性に多くて男性の5倍ほどだ。30−40歳代の患者も多い。
チェルノブイリ事故に関し、放射能放出量、汚染面積、被曝量、被曝リスクといった放射能影響に関連する基本的な事項をまとめた。おおざっぱに見積もって、原子炉内にあったヨウ素
131 の 50∼60%、セシウム 137 の
30∼50%が環境中に放出された。もっとも大きな汚染を受けた3カ国(ベラルーシ、ウクライナ、ロシア)の総人口に対する集団甲状腺被曝量は
160 万人・Gy
と推定されている。1995年、世界保健機関は、子供と若年層に発生した700件近い甲状腺ガンをチェルノブイリ事故と関連付けた。また、10件の死亡が放射線に原因があるとした。しかし、検出される甲状腺ガンが急速に増えているという事実は、そのうち少なくとも一部はスクリーニング過程によって作り出されたものであることを示唆している。放射線により誘起される甲状腺ガンの典型的な潜伏期間は約10年であるのに対し、一部地域での小児甲状腺ガンの増加は1987年から観測されている。しかし、この増加が事故と無関係なのか、あるいはその背後にあるメカニズムかは、まだ十分に解明されていない。 |
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さ |
サモショール |
居住禁止地区に居住している不法居住者。その多くは高齢者で、政府も黙認している。 |
サルコプハグス |
シェルターや石棺を参考。 |
30km圏 |
(ウクライナ語:Зона відчуження、露:Зона отчуждения、両語
通称:: Зона/Zona/ゾーナ)
チェルノブイリ原発を中心にする、30km半径の居住禁止地区。放射能汚染圏。「ゾーン」か「立ち入り禁止地域」とも呼ばれている。 |
シェルター |
(シェルターパビリオン「サルコプハグス」)
1986年に事故を起こしたチェルノブイリ4号炉は、事故後シェルター(石棺)で覆われている。 |
除染作業 |
(じょせんさぎょう)事故後に復旧の作業の一種。放射性物質によって汚染された道路や建物などが放射能汚染レベルを下げるため作業。 |
「死の町」 |
(しのまち)プリピャチ市を参考。 |
石棺 |
(せきかん 英語: Sarkofagus、ウクライナ語やロシア語:
Саркофаг)
事故で爆発したチェルノブイリ原発4号炉を、汚染拡大を防ぐため7000トンの鉄材とコンクリートなどで作った構造物。 爆発した4号炉をコンクリートで封じ込めるために、のべ80万人の労働者が動員された。封じ込められた4号炉は「石棺」と呼ばれている。
内部ではまだ燃料が残っており危険な状態にある。この石棺と呼ばれるコンクリートの建造物も老朽化に伴い、更に第二の石棺で覆う計画があるらしい。この先何百年も石棺を拡張し続けることになるのであろうか... |
セシウム137 |
(Caesium‐137,
Cesium‐137元素記号はCs) 原子番号 55 のセシウム元素の、質量数 137
がある同位体で、半減期30.07年の放射性元素である。医療用の放射線源に使われるが、体内に入るとカリウムと置き換わるため大変危険である。 |
ゾーン |
(英語: Zone、ウクライナ語やロシア語:Зона)
居住禁止地域の別名。30km圏を参考。 |
た |
第4号炉 |
(だい4ごうろ)チェルノブイリ原子力発電所の原子炉の一つ。事故時に爆発した、現在はシェルター(石棺)の中にある休止中の原子炉。 |
立ち入り禁止地域 |
(たちいりきんしちいき)居住禁止地域の別名。30km圏を参考。 |
チェルノブイリ |
(ウクライナ語: Чорнобиль、露:Чернобыль、英:
Chornobyl/Chernobyl)
ウクライナの北部、首都キエフの北方、キエフ州に位置するゴーストタウンで、1986年に発生したチェルノブイリ原子力発電所の爆発事故により、放射性物質に汚染され廃墟と化した。ウクライナ語ではチョルノブィリという地名は、ヨモギの一種の牧草の栽培植物に因む。元は
chornyj (黒い) と bylija
(「草」あるいは「茎」)とを組み合わせたもので、「黒い草」または「黒い茎」を意味するものである。詳細 >> |
チェルノブイリ原子力発電所 |
1971年に着工され、1978年5月に1号炉が営業運転を開始した、ウクライナ(当時はソビエト連邦)のチェルノブイリ近郊にあった原子力発電所。1986年4月26日1時23分(モスクワ時間)に4号炉が爆発。その後も1号炉〜3号炉の運転は続けられたが、2000年に稼動が停止されている。1986年当時建設中だった5号炉と6号炉は、建設が中止された。4号炉爆発事故当時の正式名称はV・I・レーニン記念チェルノブイリ原子力発電所(露: Чернобыльская АЭС имени В.И.Ленина)。詳細 >> |
チェルノブイリ原発事故 |
1986年4月26日、ウクライナ共和国(当時はソビエト連邦ウクライナ共和国)のチェルノブイリ原子力発電所4号炉で起きた事故。この炉は、旧ソ連に特有のRBMK(黒鉛減速軽水冷却沸騰水型)と呼ばれる原子炉である。定期点検で出力を停止する途中に実験が行われ、その最中に爆発事故は起きた。わずか数秒の間に2度以上の大爆発が起き、原子炉は壊れ、核燃料はこなごなになってふき上げられた。千メートルから2千メートルもの上空に吹き上げられた放射能は、遠くの国々にまで運ばれ、地球全体に放射能が降りた。チェルノブイリ原発周辺は、30キロメートルにわたって、人の住めないところとなり、14万人が避難した。事故を起こした4号炉はコンクリートで固められ、「石棺」と名づけられた。チェルノブイリ原発事故は、それで終わったわけではない。今も汚染された土地に住む人、汚染された食べ物を食べている人がいる。風化によって「石棺」が崩壊する危険性が指摘されています。もしも石棺の屋根が崩れ落ちたら、まだ残っているたくさんのたくさんの放射能が放出され、再び汚染がひろがるかも知れない。事故による初期の死者(1986年)は、原発の運転員と消防隊の隊員たち31人だったのであるが、数年、あるいは数十年もたってから、ガンなどさまざまな病気にかかる人が増えてくる。それが、放射能災害の恐ろしさである。 |
チェルノブイリ市 |
チェルノブイリを参考。 |
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白血病 |
(はっけつびょう、
英: leukemia)医学的には、腫瘍化した造血細胞が無制限に増殖して血液中に出現する疾患の総称である。白血球系の細胞の腫瘍であることが多いため白血病と呼ばれるが、実際には赤血球系や血小板系の細胞が腫瘍化したものもあり、これらも白血病と呼ばれる。原因は放射線被曝、ベンゼンなど一部の化学物質などは発症のリスクファクターとなる。
これまでのところ、白血病の識別できる増加は無いが、今後数年間で、その他のガンの発生数が統計的に識別可能ではないが増えてくることと合わせて、明白になると予想されている。 |
半減期 |
(はんげんき、英語:
Half-life)
放射性核種あるいは素粒子が崩壊して別の核種あるいは素粒子に変わるとき、元の核種あるいは素粒子の半分が崩壊する期間。 |
被災者 |
(ひさいしゃ)災害にみまわれた人。 |
プリピャチ市 |
(ウクライナ語: Прип'ять、ロシア語:Припять、ポーランド語: Prypeć、英語:Prypiat)
チェルノブイリ原子力発電所のすぐ近くを流れているプリピャチ川の名前を持った、ウクライナの北部にある市である。ベラルーシとの国境近くにあり、近隣にはチェルノブイリ市がある。かつてはチェルノブイリ原子力発電所の従業員が住む地域であったが、原子力事故によって住民が避難し、今ではゴーストタウンとなっている。「死の町」とも呼ばれている。詳細 >> |
ベラルーシ |
もっとも大きな汚染を受けた3カ国(ベラルーシ、ウクライナ、ロシア)の一つ。 |
放射能災害 |
(ほうしゃのうさいがい)放射能によって引き起こされる不時のわざわい。また、それによる被害。 |
放射性物質 |
(ほうしゃせいぶっしつ)放射能を持つ物質の総称で、ウラン、プルトニウム、トリウムのような放射性元素や、他の放射線にさらされることにより放射能を持つようになった(放射化)物質をいう。原子力施設などで発生する放射性廃棄物などはこれに当たる。
人間の健康にとって危険物。 |
放射線 |
(ほうしゃせん)高いエネルギーを持った電磁波や粒子線(ビーム)のことである。強い電離作用や蛍光作用を有する。但し、紫外線も電離作用を有するが、放射線には含めない。一般的には高エネルギーであることが条件とされるが中性子線に限ってはどんなに低エネルギーであっても放射線扱いとなることが多い。また、放射線を出す能力のことを「放射能」という。人体が放射線にさらされることを被曝という。あまりに多くの放射線に被曝すると、健康に悪影響がある。このような悪影響を総称して放射線障害という。 |
放射線障害 |
(ほうしゃせんしょうがい)あまりに多くの放射線に被曝する、健康に悪影響がある障害。放射線障害を防止するため、放射性物質を取扱う施設の仕様、放射性物質の購入・保管・廃棄の管理、汚染の管理、管理被服や保護具の着用が定められている。 |
放射線測定器 |
(ほうしゃせんそくていき)エックス線・γ線などの放射線を測る装置(放射線検出器)。よく用いられる検出器は電離箱、比例計数管、GM計数管 、シンチレーション検出器
、半導体検出器 、熱ルミネセンス線量計、チェレンコフ計数管、写真乳剤 、放電箱 、泡箱などである。 |
放射能 |
(ほうしゃのう)放射線を出す能力のことである。詳細 >> |
放射能汚染 |
(ほうしゃのうおせん 英:
Radiation Contamination)
放射性物質が望ましくない場所に存在すること。 |
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リクビダートル |
(ウクライナ語: Ліквідатор、ロシア語:Ликвидатор、英: liquidator)
原発事故事故処理班員。それとも事故後に復旧と清掃作業に従事した、高い放射線線量の被曝を受けた労働者。それとも事故の処理と復旧作業のために事故区域に立ち入った労働者。
それとも汚染区域のクリーンアップ(除染作業)労働者や解体作業者。ほとんどの場合、これらの労働者は受けた放射線量を計測するための個人線量計を装着していなかった。それゆえ専門家は彼らの被曝線量を推定するしかなかった。線量計が使われていた場合でも、測定手順はまちまちだった。一部の労働者たちは他のものよりも大量の線量を受けたと推定された。事故から最初の1年で、この区域のクリーンアップ労働者は21万1000人と推定される。これら労働者は推定平均線量165ミリシーベルトを受けた。 |
ロシア |
もっとも大きな汚染を受けた3カ国(ベラルーシ、ウクライナ、ロシア)の一つ。 |
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チェルノブイリツアー
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チェルノブイリで昔、大規模な事故があったんですよね。今から何年前ですか。教えてください。お願いします。 -
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チェルノブイリ原発事故直後の写真 -
チェルノブイリ原発事故直後の写真だそうです。説明は英語です。訳。 -
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